タイトル


平成二十一年三月二十二日

【大 賞】

 何もかも洗ひたくなる寒の晴
品川区 小形紗多子 様

【荒川区長賞】

 校門の老樹叩きて卒業す
福岡県 矢野 滴水 様

【東京都俳句人連盟賞】

 初詣しづかに人が増えて来る
国立市 渡辺あや子 様

【東京商工会議所 荒川支部会長賞】

 神鶏の尾の触れている春の土
荒川区 北谷ふみ子 様

【あらかわ観光協議会会長賞】

 尾ひれより鯉の目覚めて水温む
三重県 横山 茂子 様

素盞雄神社賞

 春風や絵馬が重たき御神木
荒川区 岩波 則義 様 

小島千架子 講師賞

 鶯の陽当る声となりにけり
練馬区 河端 敏雄 様



第十五回当日嘱目《境内の景を詠む》入選句 ■ 
 一位   神の鈴振れば芽吹きの又ひとつ 
 二位   御祓ひの種火が点かぬ春疾風
 三位   土産の鰐口打てば暖かき
 四位   素盞雄の太き金文字桃の花
 五位   琴の音におどり出るかに百の雛
 六位   桃咲いて父母の声する宮居かな
 七位   控え目な巫女の微笑み桃の花
 八位   ももの芽のほぐるる風や句碑の杜
 九位   芽吹きたる大樹の下の芭蕉句碑
 十位   咲きこぼれ笑いこぼれて桃の花
十一位   琴の音に宮の雛段動くかに
十二位   馳せ参ず天王さまの桃まつり
十三位   境内や桃を見て居る車椅子
十四位   小雀に大橋の空高すぎて
十五位   天水へ桃の花散る二三片
十六位   越天楽女雛の挿頭艶めきて
十七位   矢立初めひとひら被く桃の花
十八位   一ト気合入れ大太鼓東風の宮
十九位   神域のいづこも赤し雛の段
二十位   桃の花湿りし風の千住かな