タイトル


平成十五年三月二十三日

入賞作 一等

 耕しの妻は生涯一教師
千葉県 渡辺花子 様

入賞作 二等

 ふところに入れて子猫を見せに来し
荒川区 前島せい 様

入賞作 三等

 寡黙なる苗売りにして人だかり
秋田県 加藤義峰 様

入賞作 四等

 ゆっくりと春の来ている象の耳
埼玉県 平井京水 様

入賞作 五等

 春の雪地につくまでを遊びたる
三重県 横山茂子 様

主選者 山崎ひさを賞

 ふところに入れて子猫を見せに来し
荒川区 前島せい 様

素盞雄神社賞

 はくれんの蕾む一途に祈るごと
千葉県 近藤和之 様



当日嘱目《境内の景を詠む》入選句 ■ 
 一位  遠近に菜の花明りお焚き上げ 港 区  中谷静雄 様
 二位  琴の音に誘はれ蝶の生まれけり 荒川区  大竹多可志 様
 三位  菜の花やこのまま旅に出てみたし 荒川区  浅見愛子 様
 四位  あたたかや男も並ぶ野点席 神奈川県 飯泉葉子 様
 五位  初蝶や琴の音を縫い人を縫い 千葉県  大木さつき 様
 六位  芭蕉句碑囲む花菜の茎長し 荒川区  真家久子 様
 七位  桃緋桃浮きたつ琴の韻きかな 神奈川県 新井佳津子 様
 八位  桃の花母にはいつも祈りあり 荒川区  北谷ふみ子 様
 九位  囀の中神鈴を振り鳴らす 神奈川県 吉田ひろし 様
 十位  やはらかに桃の花傘矢立の碑 千葉県  松村 晋 様
十一位  神鶏の昂りて蹴る春の土 千葉県  藤城良子 様
十二位  火埃の桃の蕾に触れてゆく 武蔵野市 杉浦恵子 様
十三位  源平を一樹となして枝垂れ桃 石川県  前九疑 様
十四位  土佐水木妊婦来たりて鈴鳴らす 千葉県  渡辺花子 様
十五位  みだれ打ち五指にあつまる桃の風 埼玉県  本田やすな 様
十六位  千住なる町古くしてあたたかし 荒川区  北谷ふみ子 様
十七位  絵馬を焚く煙りの行方春の雲 荒川区  遠藤礼子 様
十八位  神殿に献句の絵馬や桃の花 葛飾区  土屋増美 様
十九位  江戸開府四百年の桃咲けり 江戸川区 平間真木子 様
二十位  芭蕉に矢立われに鉛筆花こぶし 埼玉県  小林京子 様



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