「浄く(きよく)明るく正しく直く(なおく)」。穏やかに、そして清らかな気持ちで毎日を過ごしていきたいものですが、日々の暮らしの忙しさや慌ただしさのなかでは、知らず知らずに罪を犯し穢(けがれ)に触れ、本来の私たちが生れながらにもつ神様の心「浄・明・正・直」の状態から遠ざかってしまうこともあります。
大祓(おおはらい)とは、6月と12月に斎行される罪穢(つみ・けがれ)を祓い清める神事で、前者を「夏越しの祓(なごしのはらい)」・後者を「年越しの祓(としこしのはらい)」といいます。半年に一度の晦日(みそか)の日、自身の罪穢を形代(かたしろ)に負わせて心身を祓い清め、清々しく新たな季節を迎えます。