御本社神輿が渡御する3年に一度のお祭りを御神幸祭(ごしんこうさい、通称「本まつり」)といいます。御神幸祭では大・中・小、3基の御本社神輿が、南千住・三之輪、三河島、町屋の61 ヶ町にわたる氏子区域を渡御します。
室町時代天文10年(1541)荒川洪水の折、町屋村杢右衛門が御殿野(現:町屋地区)に古き神輿を得て本社に納めてより、神輿渡御が行われました。その盛大なことは今も昔も変わりませんが、殊に江戸盛期の寛政、文化、文政の頃は、還御のときのタイマツ送りや千住大橋の綱引き神事等があり、最も盛んだったという記録も残っています。